昭和6年創業以来、高田屋京店は神戸新開地に店を構えています

高田屋の創業は昭和6年。
金杯酒造の蔵元の番頭だった初代が独立する際に「高田」の姓をもらい受け、初代「京蔵」の1文字と合わせ、金杯を看板酒とする高田屋京店を開いたのが始まりです。以来変わらぬ“げんこつサイズのおでん”で親しまれています。
高田屋京店は、時代とともに新開地の街を見守ってきました。
当時の新開地は「東の浅草、西の新開地」と呼ばれるほどの繁華街でした。映画館や芝居小屋が立ち並び、買い物や遊興に訪れる人々でにぎわっていたと聞きます。今では新開地界隈もすっかり姿を変えましたが、当時を懐かしみ、ひょっこりのれんをくぐるかつての常連のお客様も数多くいます。
創業以来受け継ぐ鰹と塩、砂糖のみの味わいで、だしの継ぎ足しは震災で一時途絶えたものの、そこからまた20年以上歴史を重ねています。